こんにちは、miruです。
観葉植物と暮らしていて個人的に困ること第1位、それは引っ越しです。
特に真冬の遠方への引っ越しは、過去に寒さに弱いドラセナを引っ越しトラックに載せて凍傷を負わせてしまったこともあり、かなり危険な行為だと認識しています…。
ただ、植物のためだけにずらすわけにもいかないのが引っ越しというもの。
私自身も再び冬の引っ越しをすることになってしまい、今回こそは!と念入りに対策を練った結果、今回はなんとか植物たちを守ることに成功しました。
そこで今回は、私が引っ越し時に実践した、植物を冬の寒さから守る工夫について紹介します。
今回の引っ越しについて
今回の引っ越しは12月、暖冬とはいえ寒さが厳しくなってきた頃に行いました。
※ただしほとんど雪の降らない太平洋側の地域での移動だったため、雪国の場合はもっと厳重な防寒対策が必要かもしれません…!
県外への長距離の引っ越しで、旧居からの搬出の翌々日に新居に搬入というスケジュール。
つまりトラックに載せた植物たちは、二晩を真っ暗かつ極寒のトラック内で過ごさなければならないというハードな予定でした。
ちなみに今回はアガベやパキポディウムなどの高価な植物も増えていたため、どうしても寒さにさらすのが不安な小さめの植物に関しては手で持っていくことにしました。
手持ち組:アガベ、小さなサボテン、パキポディウム、アデニウムなどの塊根植物
輸送組:ドラセナ、サボテン、サンスベリア、モンステラ、フィカスなど
手持ち組は蓋つきのかごを購入し、なるべく隙間ができないように詰めて入れ、持ち運びました。
かなり重く大変でしたが、倒れたり弱ったりということはありませんでした。
トラックでの輸送に備えた植物の梱包
トラックでの輸送をお願いしたのはドラセナ、サボテン、サンスベリア、モンステラ、フィカスなど、鉢の大きさが5号(直径15cm)以上のものや高さが40cm以上あるものがメインでした。
なお、私がお願いした引っ越し業者さんでは植物の輸送もしていただけましたが、傷んだり枯れたりしても一切責任を負わないことを了承のうえでお願いしました。
植物を運んでもらう予定の場合は、見積時点で相談しておくほうが安心です。
準備したもの
大きな植物の梱包のために準備したものは以下の通りです。
・高さのあるダンボール箱
・マルチング材(ココヤシファイバー)
・40Lのゴミ袋
・防災用のアルミブランケット
マルチング材のココヤシファイバーはホームセンターで、アルミブランケットは100円ショップで購入しました。
マルチング材は見た目をおしゃれにする目的で使うことが多いと思うのですが、今回は土をなるべく外気に触れさせず湿気や熱を逃がさないようにすること、揺れによって土がこぼれるのを軽減することを目的として使用しました。
高さ50cmくらいまでの中型植物
中型の植物は大きめのダンボール箱にひとまとめにしました。
梱包の手順は以下の通りです。
①すべての鉢にココヤシファイバーを厚めに入れる
②ダンボール箱の中にアルミブランケットを敷き、植物を入れる
③ダンボール箱の蓋を開けた状態で、ゴミ袋をかぶせガムテープで止める
④ゴミ袋に呼吸のための小さな穴を複数あける
ココヤシファイバーは外気の遮断と土の保護が目的なので、なるべく隙間がないように厚めに入れました。
また冷たい空気を防ぐ目的でゴミ袋をかぶせたものの、トラックの中で2晩も過ごすため呼吸用の空気は必要かなと思い、はさみを使って小さな穴をあけてみました。
なお、私はダンボール箱を使用しましたが、用意できるのであれば発泡スチロールの箱のほうが保温性に優れているかなと思いました。
背丈ほどある大型植物
大型の植物はダンボール箱に入れると重すぎて底が抜けそうと思ったため、そのままの状態で1鉢ずつ包みました。
手順は以下の通りです。
①鉢にココヤシファイバーを厚めに入れる
②鉢をアルミブランケットで覆う
③鉢ごとゴミ袋に入れる
④上からもゴミ袋をかぶせ、上下のゴミ袋をガムテープでつなぎ合わせる
⑤上にかぶせたゴミ袋に呼吸のための小さな穴を複数あける
わかりやすい写真がないのですが、以下のようなイメージで包みました。
上からかぶせるゴミ袋の高さが足りない場合は、底を切って上下が開いた状態のゴミ袋を用意しつなぎ合わせれば、高さを確保することができます。
ただ搬出当日、引っ越し業者さんによってこの状態でダンボール箱に入れられていたため、元から箱に入れておいてもよかったのかもしれないと思いました。
輸送の結果
素人なりにできる限りの防寒対策をして輸送をお願いした結果、引っ越しから数か月経ちましたが、凍傷なども見られずみんな元気な姿を見せてくれています。
真冬の引っ越し、無事成功です!!
ただし、トラックが私の想定より揺れたようで、軽い土を入れている鉢は土が3分の1ほどこぼれてしまっていました。
マルチング材をジュートのような布にして完全にふさいだり、ダンボール箱に入れた際にできる隙間に固いものなどを詰めて固定したりするともっとよかったのかなと思います。
また、今回私は比較的温暖な地域での移動でしたが、雪国などより寒い地域ではこれ以上に厳重な対策が必要かもしれません。
天候やトラックの状況によるところもあると思われ、一概に「この対策でOK!」とは言えませんが、一例として参考にしていただければ幸いです。
まとめ
今回は冬に植物を輸送する際の防寒対策についてお話ししました。
少し調べてみても意外と植物を運んでくれるようなサービスはあまりなく、自分の責任で引っ越し荷物として輸送をお願いするしかないからこそ、どのように守ればいいのか悩むこともあるかと思います。
愛情たっぷりに育てた観葉植物を引っ越しで失うなんて悲しいことがないよう、梱包の一例として少しでも参考にしていただけたら幸いです。