こんにちは、miruです。
あっという間に2025年を迎えてしまい時の速さが恐ろしい限りですが、我が家は昨年引っ越しをしました。
その際、3Dプリンター”Bambu Lab A1 mini”も新居に移すため解体・梱包をする必要があったのですが、ガイドをさかのぼって出荷時の状態に戻すことも難しく、箱詰めにかなり苦戦しました…。
そこで今回は、今後引っ越しや取り外しが必要になった場合に備え、3Dプリンターの解体・梱包方法について、素人なりに挑戦した過程を記録します。
梱包に使用した箱と解体について
私の場合、引っ越しの予定は3Dプリンター購入時からわかっていたため、箱や緩衝材は一つも捨てずに残していました。
そのため今回の記事は、専用の箱と緩衝材がある前提で記載しています。
また、結果的に出荷時の状態に戻すことはできず、自己責任で最低限の解体をした状態で箱詰めを行いました。
以上2点をご了承いただければと思います。
解体~箱詰めまでの流れ
手順1 解体前にPTFEチューブ取り外し用のツールを印刷する
解体を始める前に、PTFEチューブ取り外し用のツールを印刷しておくことをおすすめします。
手順3でチューブを外すのですが、ただ引き抜こうとするだけではびくともしません…。
力任せにすると壊しそうなので調べてみると、取り外しにはピンセットか専用ツールが必要と判明しました。
ツールはBambu Handyアプリで「ptfe tool」と検索すると先輩方の作成されたデータがたくさん出てきます。ありがたい限りです…!
任意のデータを拝借すればよいのですが、私は以下のシンプルな形のものを印刷しました。
なお、Bambu Labの公式Wikiにも外し方や印刷データが掲載されていましたのでより詳しく知りたい方はご覧くださいませ。
Bambu Lab Wiki
手順2 AMS LITEのフィラメントを外す
準備が整ったら、いよいよ解体作業に移ります。
まずはAMS LITEのフィラメントをすべて取り外します。
外したフィラメントは100円ショップで購入した大きなジッパー付き袋に乾燥剤とともに入れ、フィラメント購入時に入っていた箱に収納しました。
手順3 PTFEチューブを外す
続いて、手順1で印刷したツールもしくはピンセットなどを用いてPTFEチューブを取り外します。
以下のようにツールをチューブの差込口にセットしてぐっと下に押し込み、その状態でチューブを上に引き抜くとスムーズに引き抜くことができました。
手順4 AMSのスプール・土台を外す
AMS LITEはそのままでは箱に入らないため、スプールと土台を外します。
土台を外すには、初回の設置時に使用した六角レンチが必要でした。
ネジと六角レンチは再度の組み立て時に必要になるため、なくさないよう、取り出しやすいところに保管しておきます。
スプール4つはもともと入っていた緩衝材に収めました。
手順5 箱詰めする
ここまで解体できたら、あとは箱詰めをしていきます。
もともと入っていた緩衝材を、可能な限り開封前と同じになるように取り付けます。
緩衝材を取り付けた状態で、Bambu Labの箱に入れます。
突起が2つついたダンボールの板を、プリンターの奥側に以下のように入れます。
続いて突起が1つのダンボールの板を、プリンターの手前側に以下のように入れます。
AMSの本体に緩衝材を取り付け、ダンボールの突起に収まるように斜めに入れます。
スプールを入れた緩衝材を、プリンターの右手前に以下のように入れます。
最後に残りのパーツを空いている空間に適当に入れ、蓋を閉じて完成です。
工場出荷時の状態まで戻せていない状態でも、最低限の解体で箱に収めることができました。
新居にてプリンターを再度設置
組み立て時の作業としてはAMS本体と土台を六角レンチで取り付け、PTFEチューブをつなげればよいだけだったため、初回の設置作業と比較するとかなり簡単に作業が完了しました。
自己責任の素人梱包でトラックに揺られた後だったため正常に動くかドキドキでしたが、無事問題なく動くことを確認できました。
また、前の家では折り畳みデスク上に設置しており揺れがひどかったのですが、今回はTVボード上に設置したため、以前より安定して印刷できているように思います。
まとめ
今回は3Dプリンターの解体・梱包の方法についてお話ししました。
まとめると、梱包までの手順は以下のとおりです。
私なりの一番のポイントは、最初にPTFEチューブ取り外し用のツールを印刷しておくことでした!
(最初チューブの引き抜き方法がわからず、かなりの時間を浪費してしまいました…)
1. 解体前にPTFEチューブ取り外し用のツールを印刷する
2. AMS LITEのフィラメントを外す
3. PTFEチューブを外す
4. AMSのスプール・土台を外す
5.箱詰めする
まだまだ珍しく繊細で、素人にとっては組み立ても解体も一苦労の3Dプリンター。
私自身、解体方法は調べてもあまり出てこないな…と困ってしまったため、公式的な方法ではないですが初心者の実践の一例として記録しました。
なかなかないかもしれませんが、引っ越しなどいざという時に参考にしていただけたら幸いです。