結婚3年目、共働き夫婦が目指すFIREの形

FIRE

そもそもFIREとは?

FIREは”Financial Independence, Retire Early”の頭文字をとったもので、そのまま「ファイア」と読みます。投資などをもとに経済的に自立し、早期リタイアして生きることを指す言葉です。
経済的に自立することで生きるために必死で働く必要をなくし、好きなことをして人生を豊かに過ごそうという考え方だと捉えています。

FIREの種類

一言でFIREといっても、その種類は多岐にわたります。
少し検索すればたくさんの解説が出てくると思いますので詳しくはそちらを参考にしていただきたいですが、ここでは私が知るFIREを私の解釈を含めた形でいくつかご紹介します。

Fat FIRE

仕事を完全に辞め、資産収入だけで生活や遊びのすべてを賄うことができるFIREです。
一番理想的といえますが、莫大な資産が必要となるため難易度はとても高いです。
FIREと聞いてイメージするのはこの形で、それゆえにFIREが現実離れした自分には関係ない話と捉えられがちなのではないかなと思っています。

Lean FIRE

仕事を完全に辞め、資産収入だけで生活するFIREです。
完全リタイアというスタイルはFat FIREと同じですが、Lean FIREの場合は遊びにはあまりお金を使わず、倹約した生活を送るという点が大きな違いです。
地方に移住し生活費を抑えたりミニマリストになったりという例をよく見ますので、そのような生活スタイルが合う方には目標としやすいFIREなのではないかなと思います。

Side FIRE

仕事は辞めず、資産収入+労働収入で生活するFIREです。
労働のなかでも、特にフリーランスで働く場合にこの呼び方をするようです。
資産収入だけでは不足する分の生活費を労働収入で補えばよいため、FIREの中では現実的に達成しやすいスタイルといえるでしょう。特に副業をお持ちの方は、スムーズに移行ができそうです。

Barista FIRE

仕事は辞めず、資産収入+労働収入で生活するFIREです。
Side FIREとの違いは、フリーランスではなくパートやアルバイトという形で雇われて労働収入を得る点です。
フルタイム勤務は脱したいけれどフリーランスは難しい場合、こちらのほうが目標にしやすいかと思います。また、パートやアルバイトだと条件を満たせば社会保険に加入できるため、人によってはこの点もメリットといえるでしょう。

Coast FIRE

仕事は辞めず、資産収入を老後の資金として確保したうえで、現在の生活を労働収入で賄うFIREです。
老後に必要な資金を確保し終えたら、あとは貯蓄する必要がないため、現在の労働収入をすべて生活に使えます。老後の心配を減らし、今の生活も我慢せず楽しむことができる点がメリットです。
当面は生活のため仕事を続ける必要があるので早期リタイアとは言い難いですが、働くことが苦ではなく今の生活も満喫したいという方にとっては、安心して働き遊べるスタイルといえるでしょう。

私たちが目指すFIRE

私たち夫婦は現在”Barista FIRE”を目指しています。
理由としては以下の点があります。

  • 3000~5000万程度貯めれば達成できる比較的現実的な選択肢であること
  • できるだけ若いうちにFIREを達成し、自由な時間を得たいこと
  • 社会とのつながりも維持したいこと
  • 現在副業を持っておらず、パート・アルバイトを探す方が現実的であること
  • 社会保険の恩恵を受けたいこと

若いうちに「生活のために稼がなければならない」という状態から抜け出し、「お給料は低くてもいいから好きなことを仕事にできる」状態にしたいと考えています。生活のためという義務感が薄れるだけで、ずいぶん気が楽になりそうだと思いませんか?

またSide FIREではなくBarista FIREを目標としているのは、現在副業を持っていないことと、社会保険の恩恵を受けたいことが大きいです。ただし保険に関しては詳しくなく正社員補正がかかっている気がするため要検討なことと、この先副業を持てはSide FIREに切り替えることも十分あり得ます。

ちなみに一例にはなりますが、私たちの場合2人とも現在アラサー、フルタイム勤務の正社員で、年収はそれぞれ500万程度です。社会人1年目の年から毎月NISAの積み立てをしているのと、それぞれが貯めこんできたおこづかい貯金も大半を投資につぎ込んでいます。
まだ少し先にはなりそうですが、資産が育ってきたら正社員の肩書を手放し、趣味の植物に触れられるパートなんかを探してみてもいいね、と話しています。

まとめ

今回はFIREの種類と二人暮らし夫婦が目指す現実的なFIREの方針についてお話ししました。
一言でFIREといってもその種類は様々で、少しがんばれば手が届きそうなスタイルも存在します。
私たちは平凡な会社員ですが、”Barista FIRE”を目指して日々投資に励んでいるところです。
一見夢物語のようなFIREですが、自分にも目指せるものとして少しでも身近に感じていただけたら幸いです。

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