失業手当を受給する場合にすべき手続きとは?

FIRE

こんにちは、miruです。

現在絶賛お仕事探し中の私ですが、日々の生活を失業手当(失業保険とも。正式名称は雇用保険の「基本手当」)に助けてもらっています。

ただ、人生においてそう何度も経験することではない”失業”。私も初めての経験で、受給の手続き一つとってもわからないことばかりで調べるのに多くの時間を費やしました。

そこで今回は、失業手当を受給する場合にすべき手続きについて、私の経験をもとにお話しします。
私と同じような状況の方に参考にしていただければ幸いです。

退職状況の整理

まずはじめに、実際に失業手当受給中の私の状況について整理しておきます。

・夫と二人暮らし
・社会人になって以降、期間をあけずフルタイム正社員で勤務してきた
・今回は会社都合での退職
・退職後夫の扶養には入らず、失業手当を受給中
・いずれは何らかの形で再就職予定

なお、退職にあたってすべきことは以下の記事にまとめています。良ければご覧くださいませ。

失業手当をもらう場合に必要な手続き

失業手当をもらう場合の手続きの全体像は以下の通りです。

①失業手当の受給申請と求職申込をする
 ↓
②雇用保険説明会に参加する
 ↓
③雇用保険受給資格者証を受け取る
 ↓
④決められた「失業の認定日」にハローワークに行く
 ↓
⑤次回の認定日までに2回以上の求職活動を行う
 ↓
以降、④⑤の繰り返し

それぞれ具体的に説明していきます。

①失業手当の受給申請と求職申込をする

退職時にすべき手続きの記事にもまとめていますが、退職後に失業手当を受給予定の場合は、離職票が届き次第、住んでいる自治体の管轄のハローワークで受給申請・求職申込を行います。

必要な持ち物は以下の通りです。

・身分証明書(運転免許証、マイナンバーカードなど)
・離職票
・証明写真2枚(縦3cm×横2.5cmの運転免許証サイズ)
・銀行口座がわかる通帳やキャッシュカードなど
・雇用保険被保険者証 ※私は使いませんでしたがあると安心です

この受給申請の際、②で説明する雇用保険説明会の日程と、④で説明する失業の認定日の日程を教えてもらえます。
雇用保険説明会で使う資料ももらえますので、なくさないようにまとめておきましょう。

②雇用保険説明会に参加する

①で案内された雇用保険説明会の日に、渡された資料を持って再びハローワークに出向き、説明会に参加します。

この説明会では失業手当についての説明や、③で出てくる「雇用保険受給資格者証」の見方、失業の認定に必要な「失業認定申告書」の書き方などの説明を受けました。

私の時は約30人ほど参加者がいて、意外と早めに席が埋まっていきました。
余裕をもって到着しておくと安心です!
服装は若干きれいめを意識しましたが、なんでも大丈夫そうでした。

③雇用保険受給資格者証を受け取る

支給される手当の金額が決まったら、「雇用保険受給資格者証」をもらえます。
失業手当の受給に必須の書類ですので、これ以降ハローワークに出向く際は必ず持参しましょう。

この書類には1日当たりの支給金額である「基本手当日額」や給付日数などが記載されており、その後認定日を迎えるたびに通帳のように支給金額の履歴が追記されていきます。

この書類を受け取るまで正確な基本手当日額がわからないのでいつ受け取れるのか気になっていたのですが、私の場合は1回目の認定日に渡すと案内されました。
ただ1回目の認定日を迎える前に引っ越しがあったため、事情を話して新居あてに郵送してもらうようお願いしました。

余談ですが、引っ越しで管轄のハローワークが変わる場合、引っ越し先の管轄のハローワークで住所変更の手続きが必要でした!

④決められた「失業の認定日」にハローワークに行く

「失業の認定日」とは、ハローワークに自身が失業の状態にあることを認定してもらうために、「失業認定申告書」を提出しにいく日のことです。

この認定日に失業の状態にあると認定されれば、認定日の約1週間後に失業手当が振込の形で支給されます。

認定日は原則4週間に1回の頻度で設定されており、必ず指定日に出向く必要があります
認定日の変更は、体調不良や就職面接など決められた理由に該当するかつ証明書が提出できる場合を除いて、いかなる場合も認められません。

認定日に出向かなかった場合は支給を受けることができないため、認定日は最優先で予定を確保しておきましょう。

なお、初回の認定日は①の受給申請の際に教えてもらえます。
認定日を迎えるまでには⑤で説明する「求職活動」を2回以上行う必要があるのですが、初回の認定日のみ1回の求職活動実績があればよく、②の雇用保険説明会がその実績として認められるため、初回の認定日までは追加の求職活動は必須ではありません。

⑤次回の認定日までに2回以上の求職活動を行う

初回の認定が終わった後からは、失業の認定を受けるために、次回の認定日までに2回以上の求職活動を行う必要があります。
求職活動の実績を「失業認定申告書」に記載し提出することで、失業中かつ仕事を探す意欲がある、と認めてもらえるのです。

求職活動には主に以下のようなものがあります。

・ハローワークでの職業相談
・就職支援セミナーへの参加
・求人への応募

他に資格試験の受験なども該当することがあるようですが、求職活動実績として認められる活動かどうか曖昧な場合はハローワークで確認しておくと安心です。

私は認定日にハローワークへ出向いた際に1回職業相談をし、約2週間後に2回目の職業相談をお願いする形で進めています。
定期的に進捗状況を共有しアドバイスをいただけるので助かっています!

ここまできたら、あとは次の職が決まるまでもしくは受給期間終了まで、④認定日に書類提出 → ⑤2回以上の求職活動 を繰り返すことになります。

職業訓練を検討するのもアリ

私が職業相談に行った時は、求職活動と並行して職業訓練を受けることを勧められました。

職業訓練は事務系やWEBデザイン系、技術職系など複数のコースが随時開講されており、基本的には受講料無料で学校に通って勉強できるというとてもありがたい制度です。
受講期間はコースによってさまざまですが、2か月~6か月のものが多い印象でした。

私は早めに再就職する予定だったので特に応募はしていないのですが、未経験の分野での再就職を考えている場合などは検討してみてもよいかもしれません。

まとめ

今回は失業手当を受給する場合にすべき手続きについてお話ししました。

手順の全体像を改めてまとめると以下の通りです。

①失業手当の受給申請と求職申込をする
②雇用保険説明会に参加する
③雇用保険受給資格者証を受け取る
④決められた「失業の認定日」にハローワークに行く
⑤次回の認定日までに2回以上の求職活動を行う

特に初めて失業手当を受給する場合、全体の見通しが立てづらく不安なこともあるかと思います。
私も周りに相談できる人がおらず、手探りでなんとか進んできたという感覚でした…。

私の一例ということにはなりますが、この記事が少しでも不安の解消のお役に立てていたら幸いです。

タイトルとURLをコピーしました